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2009.02.18

アクセル・ワールド01 黒雪姫の帰還

小説は通勤時間を有効に使う為に読んでいるもので、帰宅してまで読む事はそうそうあることではありません。残りページが20Pくらいで尚且つ相当面白いものならそんな事もあるでしょう。ましてや残り100P以上あるばあいはありえませんね。それをさせてしまったのがこの「アクセル・ワールド」です。第15回電撃小説大賞で堂々の大賞受賞作です。久しぶりの感覚でした。以前にも書きましたが、第一回電撃ゲーム小説大賞をクリスクロスで金賞を受賞した高畑京一郎さんのタイムリープや、2001年に加筆され再販した山本弘の時の果てのフェブラリー、更に円山夢久のリングテイルの様なときめく作品に出会いたい為に読み続けているのだと。今回のアクセルワールドはそのポテンシャルは十分に持っている作品だと感じました。

まず「バースト・リンク」という魅力的な力。心臓の鼓動をベースクロックとし、千倍にオーバークロックし、1.8秒を1800秒に体感するプログラム、「ブレイン・バースト」。実はバーチャル格闘ゲームであり、勝敗によりバーストポイントを増減させるというもの。このポイントがバーストリンクそのものの使用回数であり、その事がより依存性を高める要因である事。(1000倍に引き伸ばされた時間を使えばあらゆることが思いのままという訳である)そしてバーストポイントを失うとブレインバースト自体がアンインストールされ、二度と再インストールが適わない(力の喪失)脅迫感。更にこのプログラム自体には適合資質があり、基本条件としてはニューロリンカーと呼ばれる端末を生まれた直後から装着し続けた者。つまり最年長でも15歳であることや、7年間の歴史を持ちながらLv9が7人しか居ない事。そして前人未到のLv10の存在。それらの説明が実に上手く書かれていて、読み手を上手く刺激する。さらにバトルアバターの色と属性に対する説明もなかなか面白く、今後の可能性を感じさせる。そして登場するキャラクターの関係も実に良く書かれている。特にネガティブ思考の塊のような主人公のハルユキと、学園のアイドル的存在の黒雪姫。そしてハルユキの幼馴染であるチユリ。その彼氏のタクムの人間ドラマが非常に面白い。

と、ここでいくら書いても面白さを伝えるのは難しいので、興味のある方は読んでみて下さい。損はさせない内容です。

既に2巻が夏頃と公表されている他、Web上で公開していたソードアート・オンラインなる作品を4月に発売と公表。動向が気になる作家です。

脳内キャスト
チユリ:斉藤千和

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