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2009.10.03

under 異界ノスタルジア

第14回電撃小説大賞銀賞受賞作品。同じ層から発掘しましたwまず、表紙が内容の雰囲気と合っていません。まぁ私的な意見ではありますが。もっと「ef」の様な透明感のある作品だと思ったのですが、「異界」をモチーフにした血みどろの作品でした。何よりも表紙の白髪の少女は主人公でもなんでもなくむしろメインキャラの中では最も活躍の場が少ないのではないかと思う程です。まぁしかし「銀賞」という冠があったにしろ、購入するに当たり表紙のウェイトが大きかったのは事実なので言い訳のしようがありませんねwと、マイナス気味意見を述べているように思われるかもしれませんが、これがまた実に面白かったのです。まずこの物語を語るには「異界」が何なのかを説明する必要があるのですが、一言で言ってしまうと死者の魂の再生工場らしいのです。異界は幾重もの層で構成されており、層が深い程魂が混ざり合い、浅い程個人の記憶が残っていて未練によって、現実世界に侵食してくるというもので、この「異界」にまつわる様々な厄介ごとを解決する探偵事務所というのがこのお話の中心となります。とにかくイカレタキャラーばかりなのですが、そこが魅力的でもあり、特に最強の異界使いと言われている事務所の社長「反翼の魔女」の強さと言ったら圧倒的でむしろ爽快感すらあるほどです。そして物語を締めくくる際の主人公である唯人の決意は王道ではありますが、次回への期待に繋がるわくわく感があります。少々長い間眠らせていたので追っていなかったのですが、二巻目も出ているようです。二巻目も機会を見つけて買ってみようかなと思わせる作品でした。とりあえずもう一冊第14回の銀賞作品が眠っているのを確認したのですが、金賞、銀賞と続けて読みましたが、どちらもレベルが均衡していますね。金賞も銀賞も紙一重だったように思われます。どちらも媚びた作品ではないのが個人的には気に入っていますw

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