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2010.01.07

マリア様がみてる 私の巣

当然短編集だろうと思って読み始めた今回のお話。一話目に副題と同じタイトルのお話が来るのも珍しいなと思いつつも一話目を読み終わる頃には「もっと続きを読みたい!」という欲求に駆られました。そうしたら何と続きがあるではないですか!?そうなのです今回は丸まる一冊が「私の巣」という環さんと百ちゃんの家族ぐるみのお話なのです。舞台は学校ではなくむしろ副題が示す通り「巣」である「家」が舞台なのですが、とにかく一言では言い表せないくらい複雑な家系でwしかしながら流石は緒雪先生といったところでしょうか。ロサキネンシスやらプティスールなんていう小難しい設定をさらっと認識させたかの如くこの凄く複雑な関係を何の苦も無く気がついたら認識してしまっているという。親子三代に渡ってこんなに魅力的な人間関係を描けるというのは流石としか言いようがありません。特に特異なのは小森谷という一つのお屋敷にありながら筒井家、大場家、朝倉家という苗字が異なる三世代が同居しており(更に小森谷は居ないw)、三世代でありながらそれぞれの家の女が歳が離れておらず、まるで同世代の女友達の様な関係がこの物語の魅力を更に底上げしているのです。更に環と百の関係はというとお約束だと叔母と言いたいとこですがその上を行く大叔母という関係wこの辺の複雑な関係は本編を読んでもらうと面白く読める事でしょう。そして何より百ちゃん自身がこの小森家に刺激を与えているのがいいですね。(特に食卓はw)子は鎹と言いますが、正にそんな言葉を体現した様な素敵な家族なのはうらやましいかぎりです。^^

 スポットの当て方が変ると全く別人に見えるもので、今まで何度か登場してきた環さんですが、こんなに茶目っ気があって、魅力的な女性だったっけ?というのが正直な感想です。まさか主人公に成り得るだけのポテンシャルを持っていたとは驚きですwそれも百ちゃんというレフ板あってこその魅力なのでしょうけど。^^おにぎりのお話は特にお気に入りのエピソードだったりw。そしてあえてスールとならないところも何かいいですね。^^

 総評「大好き」(笑)。薔薇様方を描いた本編も好きですが、それに勝るとも劣らない素敵なお話だと思います。今後、マリみてでどの巻が好きか?と聞かれれば、間違いなく入れたい位のお話でした。緒雪先生は「私の巣2」は期待しないでwと言っておりますが、又いつか環と百ちゃんだけではなく、この小森谷家の面々の暮らしが覗ける日が来るといいなと思います。

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