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2010.03.05

幕末魔法士 -Mage Revolution-

第16回電撃小説大賞「大賞」受賞作品です。時代は幕末。しかし魔法が普通に存在する世界でのお話。物語は命を落とそうとしている父が娘に呪紋を施すシーンから始まります。それから時が経ち、魔法士として活躍する久世伊織に魔道書の翻訳の話が舞い込みます。その魔道書とは失われた亜人達の技術であるミスリルの錬成に関するもので、そのミスリルを中心に問題が巻き起こります。そしてその翻訳がもとで出会う日本に魔法を伝えた教祖たるシーボルトの孫である失本冬馬。実はこの冬馬にも魔力を封じるための呪紋が。この冬馬は莫大な魔力をその呪紋にて封じられているのですが、では伊織の呪紋の効果とは?

個人的な見所としては最後の魔法対決でしょうか。敵ながら実力は本物で、世界の魔法の常識を尽く塗り替えるような事すらも難なくやってのける敵の魔法センスは読んでいてワクワクするものがありました。それこそ魔法の実力ではかなり出来ると思われる伊織すらも大人と赤子程の実力差を見せつけられるわけです。その決着については本編を読んでもらうとして、もうひとつの見所はやはり冬馬と伊織の関係でしょうか。男として振舞う伊織ですが、ひょんなことから伊織が女である事を冬馬が知ってしまいます。はじめこそ人との関わりを拒絶していた伊織ですが、冬馬の明け透けな接し方に少しづつ心をひらいていきます。今回のイラストを担当した椋本夏夜さんも巻末で冬馬と伊織の関係についてコメントを寄せていますが、そんな展開は私も望むところですw続きが出るなら読んでみたいと思う作品ですね。

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