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2010.03.14

ヴァンダル画廊街の奇跡

 第16回電撃小説大賞「金賞」受賞作品。大きな冷戦の後、世界を統一の思想で平和に導くために政府が統一され施行された「プロパガンダ撤廃令」その法により世界的な名画の数々、音楽やその他の美術品、全ての戦争に関わるモノ(といってもダ・ヴィンチのモナリザや、ゴッホのひまわりまでもが些細な理由でその範囲に含まれる有様)が廃止され、もしその複製品であろうとその所持が知られれば法により裁かれるそんな世界に現れた世界の名画を壁面に大きく描いて回るアートテロリスト「ヴァンダル」。ヴァンダルの真の目的とは?「プロパガンダ撤廃令」の真相とは?

 見どころとしてはやっぱりヴァンダルの首謀者である少女エナの「誰にでもある心のなかにある一枚の絵を描く」というスタンスでしょうか。そして物語の核心であるエナの父がプロパガンダ撤廃令の犠牲者として処刑された真の理由ですね。平和のためとはいえ何処か違和感を感じるその矛盾の理由が明かされます。

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