« 劇場版トライガン | トップページ | BLOG »

2010.05.06

劇場版“文学少女”

 観てきました。場所はシネセゾン渋谷。場所柄と時間帯もあったとは思うのですが、館内の人数は十数人・・・・。気合を入れて見に行ったのが馬鹿らしくなるほどの人数です。とは言え、観に行く前は正直なところどちらかといえば否定派でした。まずあのキャラクターデザイン。動かすためとはいえあのビジュアルは許容できませんでした。それに先行で出た小説と同梱のDVDです。ミスター○っ子になってしまった遠子に愕然としました。そんな状態で期待しろという方が難しい訳です。更に20分にも渡る広告にウンザリし、テンションも下がりに下がった状態で始まった映像。やはりちょっとした仕草が気になりつつも最初に訪れた転機は列車が鉄橋を渡るシーンでした。川面に映った満点の星空の中をこれまた川面に映った列車が走りぬけて行きます。まるで銀河を走り抜ける汽車の如く。文学少女ファンの方なら銀河鉄道の夜を連想することでしょう。このシーンの後はまぁ気にならないといったら嘘になりますが、割と素直に映像を受け入れていたと思います。そして最も気になる点としてはやはり何処を描くのか?ということです。こればかりは正直驚きました。宮沢賢治と来ればあの話しかない訳ですが、いやまさかと思う訳です。それこそ前菜すっとばしていきなりメインディッシュな訳ですから。しかし時間軸は否応無にあの物語だと告げるのです。心葉が二年生の冬休み前と言えば原作ファンの方はお分かりでしょう。そして最後まで描ききってしまいました。
 まず、いきなり最終回な訳ですから、登場人物の掘り下げが甘いのはどうしても否めません。原作を知らない人は彼等、彼女等の魅力を1/10も分ることは無いでしょう。それだけがもったいないと思われる作品でした。それだけというのは文字通りそういうことです。決して感動で胸がいっぱいになるような作品ではありません。号泣するような作品でもありません。キャラがもっと生きていればと思う個所も多くありました。しかし、確かに“文学少女”でした。(これ最高の誉め言葉です)否定する方もいるとは思いますが、少なくとも私は認めます。何が?何処が?というのは是非見て感じて頂ければと思います。そして今までの経験からすると何となく後からじわじわ来るような気がするので、機会があればもう一回くらい見に行ってもいいですね。
 もし、原作を読まずに映画を観たという方が居て、少しでも何かが心に引っ掛かったのなら原作を読んで見ることをお薦めします。その時間は無駄にはならないと思いますよ。

|

« 劇場版トライガン | トップページ | BLOG »

アニメ」カテゴリの記事

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521178/48289784

この記事へのトラックバック一覧です: 劇場版“文学少女”:

« 劇場版トライガン | トップページ | BLOG »