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2010.08.14

悪魔が来りて笛を吹く

劇団ヘロヘロQカムパニー第二十四回公演 横溝正史原作の「悪魔が来りて笛を吹く」を観てきました。場所は以前「八つ墓村」の公演を行った吉祥寺の前進座劇場です。最近小劇団を点々と観ていたこともあり、改めてヘロヘロQの規模の大きさを目の当たりにしたと言いましょうか。贈られた花の数や、クレジットされている裏方の数を見るだけでもその大きさが伺えます。

 今回見に行こうと決めたのは客演で沢城みゆきさんがまた出演するという事を聞いたからなのですが、今回も規模の大きさと完成度の高さに驚かされました。まずセット。今回は背景であるセットを回転扉式で3面。館のリビングと、リビングの階段上から繋がる椿英輔の部屋兼温室に変わる多目的セットと、石ブロック調の壁となっている多目的セット。これが代わる代わる展開していき、表に来る度に異なる場面を表現します。気にしてみていないと「えっ?こんな巨大なセット、一体幾つあるの?」と思わせる変貌。それに加えてスクリーンを使った投影による視界での場面説明。とても面白いものを見せてもらいました。

 芝居内容に関しては皆さん素晴らしく、特に今回犯人であるところの三島東太郎役の小西克幸さんのクライマックスにおける迫真の演技に心を揺さぶられ、一挙手一投足台詞の一言一言から目が離せませんでした。本当に良い芝居を見せてもらいました。そして今回の沢城さんの役どころは依頼人でありヒロインである椿美禰子、これも凄かった。前回観た八つ墓村とは比べるべくもない程の上達ぶりに心底驚かされました。ヒロインとしての長台詞も当然凄いなと思うのですが、とにかく感情が自然に表現されており、ヒロインの貫禄すら感じるほどでした。その他の出演者も当然の如く素晴らしく舞台全体の完成度は相当高いものでした。また、今回2回目となる金田一シリーズ。警部や、先生等シリーズ通して同じ人物に対しては同じキャストを配する等、今後のシリーズ化を予感させる舞台でもありました。毎回とは言いませんが、今後も客演次第ではまた観に行きたいなと思う良い舞台でした。

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