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2010.08.28

ルー=ガルー

 観てきました。場所は新宿バルト9。以前バルト9で宇宙ショーへようこそを観に行ったときに予告を観て気になった作品なのですが、正直直前まで見に行くか迷っていた作品でもあります。

 世界観としては近未来。食事は全てひまわりを原材料にした合成食料で、その技術に成功した人物が世界中の飢餓を救い、そして全てを管理した街を創り上げた。住民登録と同時に端末を持ち、街中でも家の中ですらカメラに監視され、管理されるのが当たり前になっている世界。そんな中で始まる少女達の物語です。

 結論から言うと、物凄く面白かったです!かなり好物です。友情と、生命をテーマにした作品で、先日観たカラフルとテーマこそかぶっているのですが、こちらの作品の方が前向きで凄く好みでした。(コレを観たときに、カラフルが好きになれない理由が分かったような気がしました。リアルすぎて気持ち悪いのです。まるで現実のニュースを見ているような感覚です。まぁこの話は置いておいて)
 まず拐われてた矢部祐子を救出し、同じ班の4人+1人が集まり始めて落ち着くシーン。集まろうとする切っ掛けも、班での発表会の出し物を決めようというどうでもいい理由から、祐美の救出にまで及ぶのですが、コミュニケーション生涯である牧野葉月が皆を友達であると認識するこのシーン。恐らく14歳にして人生始めての友達と言える存在です。文字通り踊ってしまう程の嬉しさが伝わってきて凄くワクワクします。今まで管理され、規則通りに過ごしてきた葉月が、システムをちょろまかし外出禁止令の出ている夜中に毎晩4人+1人で集まる24:00までの一時の楽しい感じが物凄く伝わってくるいいシーンです。そしてそれぞれの価値観も次第に変わっていくのが伝わってきます。
 しかし、匿っていた祐子が家へ帰りたいと言い出し、命を狙われていて、その犯人が逃走中である現在、家へ帰るのは危険だと主張。しかし祐子のたっての希望でもあり一芝居を打ってセキュリティーサービスに祐子を引き渡すことに成功するのですが祐子は翌日死体で発見されます。一連の連続殺人と同様に臓器の一分を抜かれて。そして次々と襲われる面々。何かとてつもなく大きな権力が暗躍しているのに気が付き、それに立ち向かう為にライフラインでもある端末を投げ捨て敵の本拠地へ向かうシーンは、いままで何の疑問も持たずに生きてきた葉月が世の中に疑問を感じ、その理不尽に立ち向かおうと一歩踏み出すシーンであり、色々な思いがぐるぐると回りました。凄く好きなシーンです。

 この友達感もそうですし、自分に力が無いと分かっていても友達という大事な存在と、何よりも自分の為に、自分よりも大きな存在へ立ち向かおうとするこの姿勢にアキハバラ電脳組を思い出しました。その他「ともだち」というサブタイトルの話を持っている様々な作品が思い浮かびました。個人的にはかなり好きな部類の作品でした。観に行くか迷っている方は是非観に行かれては如何でしょうか?上映館数が少ないのが難点ですが、お勧めの作品です。夏の思い出に映画館に足を運んでみては如何でしょうか?

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コメント

ルー=ガルー映画はじまりましたか。
原作は読んでるんですが、アレがどういう絵になってるかは気になります。
気になりますが。。。きっとこっちだと名古屋にでないとやってない~。
し、相方は一緒に見に行ってくれないので
レンタル待ちです・・・

投稿: ぽよん | 2010.09.06 00:13

ぽよんさんお久しぶりです。
ルー=ガルー、恐らく原作とは違うものになっているのではないかと思われます(笑)原作を読んでないので何とも言えませんが、監督自身好きにやらせてもらった。猟奇物を友情物で作ってしまったといった事を先日のanimeTV出演時におっしゃっていました。まぁ原作がどうであれ、観た映像は私の好みだったので何の問題もないのですが。ちなみに絵的には驚くほど綺麗とかそ言うものではないですね、むしろ映画的にはもう少し頑張ったほうが良かったかなとも思えますw

投稿: Poi | 2010.09.06 21:49

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