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2010.10.20

付喪堂骨董店7 不思議取り扱います。

 不思議な力を持つアイテム『アンティーク』にまつわる短編の話を展開してきた「付喪堂骨董店」シリーズがこの7巻で終わりを迎えました。今までの話を全て収束させてです。
 今回のこの7巻。一度読む気で持ち歩いたのですが、たまたま優先度の高い小説が発売されていた為に積読に戻してしまい、埋もれてしまっていたのですが、先日部屋の大掃除をした際に積読の優先順位整理をした時に最優先に上がってきたものです。最終巻である雰囲気はシュリンクが掛かった状態からも伝わってきており、読んでしまいたい気持ちもありながら、そこそこ思い入れのあったシリーズであっただけに終わってしまうのが惜しくて先延ばしにしてしまった感も多少あった事も付け加えておきましょうw

 さて、このシリーズが始まったころには考えもしなかった展開に驚きを隠せません。嫌、アンティークが題材であればこのくらいはあってもおかしくは無いのでしょうが、まさか今までの物語がとあるアンティークの大きな円環の中の出来事であったとは流石に予想できませんでした。更に重い!咲がただ生き続けるだけで罪となる重圧をこの白髪の少女は知っていて一人で抱え、これまで誰にも伝えられなかったという事実。それでも刻也を思い続け、続け、続け、どんどん存在が大きくなっていき、それでも生き続けることが許されない運命。そしてそれを良しとしない刻也の思いによる円環。そして咲の罪の意識が更に積み重なっていく。しかし、ハッピーとは言えないまでも現時点で最良の手が打たれ、納得のいく形で終わりを迎えました。今まで一度も笑顔を見せる事がなかった咲が微笑んで終わるのですからこれ以上のラストはないでしょう。毎巻4話構成で、4話目に刻也と咲の他愛もない話が入るのですが、この4話目が楽しみで毎巻読んでいたといっても過言ではありません。その集大成ともいえる最終巻。大変満足しました。御堂彰彦先生の次回作を期待しています。

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