« ○の陣のチケットが届いた~happy02 | トップページ | 神様のいない日曜日Ⅲ »

2010.11.25

丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ

 第15回スニーカー大賞<優秀賞>受賞作品です。どんな話かというと風景をこよなく愛する主人公が入学した高校で部活の案内に「丘研」のチラシを見つけ、これは景色を愛する集まりに違いないと入部したところオカルト研究会だったという件で始まる物語です。

 物語が進むにつれて丘研のメンバーの真の姿が徐々に描かれていくのですが、誰もが一般とされる日常からはみ出さずには存在できない奇人ばかり。このタイミングがなかなか秀逸で物語に自然と引き込まれます。特に最後に行われる「普通」と「異常」の口論はなかなか読みごたえがあります。確かに普通とは多数決による平均値なだけなのですよね。倫理や道徳といったものでさえ極論を言ってしまえばそうであり、異常でなければ生きられない者の常識は一般のそれとは異なるのは道理であり、よくあるお題だとは思うけれど面白い作品でした。私的には大賞を受賞した作品よりは断然面白かったかな。(どうもその後の商品展開が見え隠れしていて好きになれないんですよね「羊」は。)

|

« ○の陣のチケットが届いた~happy02 | トップページ | 神様のいない日曜日Ⅲ »

小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/521178/50137610

この記事へのトラックバック一覧です: 丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ:

« ○の陣のチケットが届いた~happy02 | トップページ | 神様のいない日曜日Ⅲ »