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2010年12月

2010.12.23

笑わない科学者と咲く花の魔法使い

 とうとう第一部?完となりました。磐長は呪いを解かれ隔界から出てきます。咲耶もついに時詠の追難をさせられてしまいます。そして黒幕がついに登場!

 一応の終結を果たし、組織のあり方も変わっていくとかそんな終わり方でしたが、まぁ黒幕が諦めていない以上物語は再び始まるかもしれませんね。耕介と咲耶の関係が気になる方は、更に磐長を加え、あすみと夏休みを利用して国に帰る話は必見?wです。

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2010.12.21

お釈迦様もみてる S-キンシップ

 ちょっと寝かせました。やっぱり出ると嬉しいのはマリみての方で、釈迦みてだとがっかりとは言い過ぎですが、今回マリみてではないということはさて次は何時なのだろう?と思案してしまうのは仕方ないのです。
 さて、今回はアンドレのおばあちゃんが肺炎で倒れたことを発端とし、更に日光・月光の盲腸話に展開していくというものです。今回の大きな特徴は、メンバーの家族が描かれていることです。それぞれどんな家庭環境で育ってきたのかが描かれた事で、性格付けがより明確に認識できたように思えます。まぁ福沢家は祐巳ちゃん視点からさんざん描かれているので大体こんなものだろうってのはありましたが、祐麒視点で見ると、特に父親の立ち位置というか、また違った風に見えるものだなと関心しましたw。あとはアリスん家ですかねw姉が4人居るとは聞いていましたが、それぞれの性格付け等は謎だったのでそこは興味津々wしかもすんなりと受け止められたというか、「あぁこうだよね」みたいなw金太郎君、意外と家では男の子として意識してしまってるのが逆に意外といえば意外でしたね。

 まぁこんな風に読んでしまえば難なく読んでしまう訳ですが、出来れば次はマリみてが読みたいかなと思うこの頃。出来ればマイネスト2当たりをw

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2010.12.19

真田アサミ ○の陣 ~年末のお忙しい時期ではありますが、ぱぁっと・・・の巻~

 とうとうやってきました○の陣!あと5年は無いと思っていたこのイベントですがあっさりと翌年に実現wその真相はイベント中のトークで語られる事になるのですが。まずは今年の開催は考えていなかった。思いついたのは9月の舞台「大人の授業」が終わった後。ここまでは私の予想通りなのですが、その理由というのが2010年○が2つあるから!えっ!?えっと・・・。うん!ありですね!(爆)
 まぁどんな理由にしろファンを思って開催してくれた事はとても嬉しい事で、更に今回は100人限定との事。スペースとしてはもう少し入る会場ではあるのですが、あえて100人にしたとの事。盛り上がるライブを想定して余裕のあるスペースを提供したいという気持ちと、少しでも多くの人に参加してもらいたいという気持ちの葛藤があった事でしょう。抽選から漏れてしまった人も居たと思うので、ここは素直にその100人に入れた事を喜びたいと思います。
 整理番号は10番台!会場したら既に最前列は埋まっていたものの、壁際の席を確保。まずまずの位置取りです。場所を確保したところで物販へ。今回の物販はTシャツ2010版と、生写真3枚セット×3種の計4点。勿論ALLコンプリートです!(終演後には1月3日のリーディングライブのチケット販売も追加されました。)写真ヤヴァイ可愛さです!特にサンタ服の足を投げ出してちょこんと座っているやつヤヴァイですlovely今回の写真は□より○にて事前に公開されていたのですが、あまりの可愛さにディスプレイの前で声にならない叫びを漏らし悶えたのは言うまでもありません(爆)
 そして待つ事しばし(今日は時計も通信端末も忘れたので時間がさっぱり分かりませんw)サンタ姿でアサミさんの登場です!以下セットリストですが、曲順は自信なしです。(^^;

クリスマス大作戦!~ハミだしロックンロールPart2~
 初っ端から「D・I・G・I・CHA・RAT」のコールでお馴染みの軽快なナンバーからスタート!クリスマスを意識した選曲と、出だしの掴みとしてはかなりOKです。心は既に6年前のF・P・N当時にトリップです。

Baby,Merry X'mas!

 続いてクリスマス曲。D.U.Pの時は三人のクリスマス曲としてF・P・Nでも披露された曲ですね。ポップなそれでいてクリスマスらしい、私としては懐かしさも感じる一曲です。

ウィンターガーデン
 キター!ウィンターガーデンキター!最後のデ・ジ・キャラット作品であり、松田聖子さんのカバー曲。大好きなこの作品の曲を選曲してくれた事に静かな曲の中でもテンションは上昇していきますw

 そしてMCと思いきや、競馬の話題から物凄いナチュラルな流れで漫才がスタート!!相方として登場したのは芝居仲間である中村まゆみさん。本ははりけ~んずの前田さんに書いてもらったそうで、これがまたなかなか面白いのです。しかも中村さん、実はプロの漫才師だったという経歴を持っているとか。この期間でよく稽古したなとほんと頭の下がる思いです。いいモノを見せてもらいましたw

 ここで前半が終了とばかりに着替えターイム。で一旦はけて、場を中村まゆみさんと、後輩の大久保藍子さんにバトンタッチ。お馴染みの物販紹介です。と、紹介している間に再びアサミさん登場って、早ッ!(早着替えも舞台で身につけたスキルらしいですw)衣装は今回の生写真にもある赤のチェック柄でひらひらのとっても可愛いお召し物。思わず「可愛いー!」と叫んでしまった程の魅力は触れる衣装です。

 で、ここで少しトークタイム。事前に行っていた歌ってほしい曲アンケートの紹介です。実はこのアンケート。気が付かずに応募できなかったんですよね(^^;とても無念です。

RING☆RING☆RING☆
 アンケートで高ポイントだったというこの曲。FIRST STEPにも収録されているいわゆる原点とも言うべき名曲です。間奏でアサミさんが「ここで8小節を使った長いコールが入るんだよね(笑)」と、しまった!コール忘れてたcoldsweats02すっかり感が戻ったと思いきや未だ戻りきれていなかったようです。無念。次回こそはw

金魚の接吻
 うは。とても大好きな曲なので驚きました。まさかこの歌が生で聴ける日が来ようとは。感激です。でじこだけではなく関わった作品達に思いを込めての選曲なのが伝わってきます。

Hanaji
 うって変わって歌詞のとおり超ハイテンションに!wまりあほりっくも2期が決まった様でめでたいですね。放送が終わったのに一向に終わりを見せない天の妃放送部w粘り勝ちでしょうかw

Sugar Baby Love
 まさかのこの曲。勿論間奏のあの台詞も!”好きです”で会場中が狂った様に湧いたのは言うまでもありませんね。私も何かが壊れましたwhappy02台詞の後に照れた表情で恥ずかしいと言っていたアサミさんにキュンキュンしまくりです。

Don't say “lazy”
 またもやまさかのこの曲をカバー。年明けにはさいたまスーパーアリーナでのライブを控えたけいおん!!ですが、今回は最大収容人数のスタジアムモードで行われるそうです。そして○の陣が終わったらこのライブに向けて特訓が始まるとか。観に行きます!

only one, No.1
 そしてまさか3連続!!!この歌がアサミさんの歌声で聴ける日が来ようとは!申し訳ありませんが、当時奥井さんのLIVEで聞いた時よりも数倍盛り上がらせて頂きました(^^;

 楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、残り後二曲となってしまい、しかし時間配分を間違えたらしく大いに時間が残っているとのことwwここで長めのMCの後、とうとう終に向けて流れ始めた曲は・・・

Happy Day
 来ました!F・P・Nでアサミさんが突然泣き出してしまった曲ですね。ここに持ってくるあたり6年前のリベンジも兼ねているのでしょうかw(私も前々日にDVDを観てもらい泣きしたばかりなのですがw)今まで積み重ねてきた全てを振り返ってのHappy Day。本当にいい曲です。^^

ビタミン"D"
 そして最後はこの曲!この曲は外せませんよね。定番というだけではなくこの曲の持つパワーとでも言いましょうか。とにかく元気をくれる楽しい曲で、私も大好きです。

 ここまでで最高の盛り上がりで終了し、勿論アンコール!そうしたらあっという間に本日限定のTシャツに着替えて登場w早着替え第二弾ですwwと、ここでまたもや時間が余ったとのこと(笑)終わってしまうのを惜しむかのようなロングロングトークの開始です。緊張のあまりラジオ体操をしていたとかw、この会を企画した経緯(は冒頭で説明した通りですw)とか、カメラの話題や、話題が終わってはまた次の話題を探してと繰り返しての末、とうとう時間も押し迫り、ラスト2はこの曲で。

まほうよりもっと
 アサミさん自身も言っていましたが、凄くメッセージ性の強い歌で、前回の○の陣で初めて生で聴いて以来一発で好きになってしまった曲です。魔法使いであるドミ子が皆の笑顔は魔法よりも強いと歌うもので、桜井監督がその年のベスト1だった曲というのが今になって実感できたそんな素敵な曲です。昨年の○の陣以降、他のイベントでも歌ってくれるなど、アサミさん自身も好んで歌っているようで、マイナーではありますが、アサミさんの代表曲となる一曲であると確信しています。

PARTY NIGHT
 やっぱり最後はこの曲ですよね。サビの部分の振付が逆だったのはご愛嬌でしょうか。w正真正銘本日最高の盛り上がりで終を迎えました。

 そしてダブルアンコールには肉声でのご挨拶で本日の工程は全て終了となりました。

 楽しいー!本当に楽しい時間でした。まるで6年前に戻ったかのように飛んで叫んで飛んで飛びまくりました。むしろ6年前より飛びましたwLIVEではぁはぁと息を切らせたのも、飛んだのも、汗をかいたことすら久しぶりです。まるで6年間溜め込んだ何かを晴らすかのように。正直に言うと、6年前のF・P・Nの後、どのライブへ行っても楽しめていない私がいました。心の何処かであの思い出の日々を超えてはいけないと歯止めをかけていたのは明らかです。アサミさんだってそんなのは望んでいないと分かっているのですが、どうにもならなかったのです。自分で自分かけてしまった呪いです。しかし、今回6年前に気持ちが戻り、「帰ってきた」というよりはむしろ「未だ終わってなかった!」と実感できたことで凍りついていた時間が溶け出した気がします。

 今回参加できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。忙しい中、プレッシャーに押し潰されそうになりながらも頑張って開催にまでこぎつけてくれたアサミさんにはお疲れさまでした以上に”ありがとうございます”の気持ちを贈りたいと思います。confident毎年とは言いませんので、ある程度のプレミア感を保った感じでまたいつか開催を願っています。

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2010.12.17

ソードアートオンライン6 ファントム・バレット

 ガン・ゲイル・オンライン(GGO)編の完結編です。今コンスタントに刊行されている中では最も期待している作品です。バーチャル世界とリアルの死をモチーフにしている作品で、今回で6巻目、物語そしては3本目となります。
 バーチャル世界で「死銃(デスガン)」に撃たれたものはリアルで死ぬ。というのが三作目のGGO編の主題なのですが、今回その種が明らかにされます。正直余りにも普通で、特殊なパルスがとか、殺意の電子化なんて事は全くなく、ただ人が介在した殺人だったという結末にはがっかりしなくもなかったのですが、当たり前だからこその怖さというのが逆に鮮明に伝わってくる文章は流石で、結果的には悪くなかったなという印象です。

 今回の山場としては勿論ゲーム内での死銃との対決もありますが、むしろ根本がリアルにあり、幼い頃にリアルで事故とはいえ人を殺めた事により心の傷を負いオンラインに逃げ込んだシノンが現実を受け止めなければいけない事に気づき、奪った命と同時に助けた命があることを受け止め一歩踏み出すところでしょう。今回リアルを現実としたシノン。そしてバーチャルを現実とした死銃。同じくSAO帰還者であり、未だに半身をバーチャルに置いてきたと感じるキリト達。今後の話の主軸となるのはこの辺なのでしょうね。

 あと、今回ソーシャルカメラネットワークの原型みたいなものがちょろっと話題に上ります。同作者の別作品「アクセルワールド」との繋がりを匂わせる演出に、私の好きな高畑京一郎氏のタイムリープと、クリスクロスの関係を連想しました。もしかしたらバーストリンクの原型がシードにあるとかまでは語られませんが、関係を考えるとワクワクします。

 次巻はアスナがメインの物語!ヒロインでありながら殆ど出番がない彼女の活躍を存分に描いて欲しいともいますw

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2010.12.14

不思議系上司の攻略法

 まず数ページ読んで凄く嫌な気持ちになりました。と、いうのも余りにも内容が普段やっている仕事と酷似しているのと、その規模の大きさも、進捗並びにプロジェクトに対する会社の意識の低さなどなどダメプロジェクト感が伝わってきて、読んでいる自分が関わっているような気持ちになりゲンナリした訳です。SEを題材にした物語というのはこういう出だしが多く読むと嫌な気持ちになるものが多いのは分かっているのに今回のは買ってしまったのですよね・・・。多分表紙買いです。
 冒頭こそ嫌な気持ちになりましたが、これは内容が面白くないとか、文章ダメとか言うものではなく、個人的な要因が理由な訳で、むしろそのニュアンスを伝えた文章を称えるべきなのでしょう。なので割と直ぐに普通に受け入れられるようになりました。
 内容はというとある日親会社から強制出向されてきた上司が年下の美人だったのだが、そこまではまぁいいとして、実は前日に客先の担当に連れて行かれたメイド喫茶のメイドさんに瓜二つだった!更に「赤字プロジェクトは認めない」と宣言。次々と費用をカットし、立ち上げ直前の状態にも関わらず単価の高いという理由で協力会社を変える等、これまでのメンバーにとっては面白くない行いを数々と行っていくのだが、実はその裏に隠された真実とは・・・。といった感じなのですが、途中からSEの裏事情というよりは横領してるのは誰だ的な展開になっていき、事件解決物っぽいものに。
 最終的にその上司と主人公はいい感じになるのですが、今日日ライトノベルですら際どい性描写をしている中、坂上香織もびっくりな程のプラトニックさには逆に新鮮さを感じました。wイメージ的には月夜を連想させる綺麗な作品といったところでしょうか。

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2010.12.10

めたもる

 善行に対して狐の神様がくれる「変身のお札」。不思議でちょっと暖かくなれる短編です。短編とはいっても次のお話の背景に前のキャラクターが出てきてたりと繋がりがあるという程ではないですが、そういう所も楽しめますw個人的には一話目の「真実の鏡」と、狐神の昔話である「月の猫」がお気に入りです。

 最近お気に入りなのがこのメディアワークス文庫なのですが、最近のライトノベルのあまりにもドタバタ系ばかりが目立ち、少々辟易していたのですが、そんな中[映]アムリタを手にとって以来着々と購入数が増えているにもかかわらず、割と消化率が良いのがこのメディアワークス文庫です。もともと電撃文庫を主に好んで読んでいたこともあり、電撃文庫でも著名な作者の名前が数多く見られ、電撃とはまた違った感じの作品が読めるという事もあり、購入頻度が増えてきました。また、読み切りが多いのがまたいいですね。(人気次第では続くことになるのかもしれませんが)今月にはあの高畑京一郎の新作が読めるということもあり期待しています。

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2010.12.07

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY

 でました4巻!しかもこんなに早く!と思ったら短編集でした。3巻が激しく面白かっただけに話が進展しないので少々肩透かしといった感もありすが、これはこれで面白かったのでよし!大人しく5巻を待とうと思います。

 今回特に好きだったのは「ある日の春埼さん ~お見舞い編~」ですwあれほど1巻目の時に「この娘は可愛いのか?」と疑問形だったヒロインですが、3巻を経た今となっては可愛くて仕方がないといった状態wきっと1巻を読み直すと面白いと思いますwあと、サクラダリセットに全く関係の無い河野裕としての短編が一本書かれており、「ホワイトパズル」という名の作品なのですが、一言で言ってしまうと古びた洋館で少年と少女がパズルをつくる話なのですがw(要約しすぎw)これがまた私的にはストライクでした。この感性を持っている方なら、サクラダリセット以外の作品を書いても付いていけそうな気がします。

 はてさて、5巻ではではどの様な展開を見せてくれるのでしょうか?3巻を超える衝撃を与えてくれるのか?はたまた予想を下回ることになるのか?楽しみに待ちたいと思います。

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「たまゆら」についてちょっと語りたいのですw

 2010年11月26日。ブルーレイ&DVDの1巻目が発売になりました。近年ではこれ以上ないくらいに魅せられたこの作品。このまま何も語らずに居られなくなってしまったので少しだけその魅力に触れてみようと思います。w

 舞台は瀬戸内。広島県の竹原市という街が舞台です。私の好きな尾道の近隣の市であり、だからこそなのでしょうか、その空気感や日差しを映像から感じとってしまうのです。特に今回は写真を題材にしている為、その1 カットづつ構図が魅力的で、自分の足で歩き実際にその空気感を感じてみたいとつい思ってしまいます。街並みが魅力的なのは言うまでもないのですが、この作品においてはメンタルな部分に訴えかけてくるものが多く、以前尾道を散策した際にも何気ない街の人との触れ合いを通じてとても優しい気持ちになれたのを思い出し、竹原も同様に映像作品中とはまた違った魅力も感じられるのではないかと期待が膨らむのです。っていうか行きたいw

 作品中に主に4人の少女が登場します。主人公である沢渡楓(通称:ぽって)もこの四人の中の一人なのですが、それぞれがそれぞれに好きな事を持っていて、その好きな事に向かって歩もうとしている姿が描かれています。楓で言えば写真にあたります。一時は今は亡き父を思い出してしまうからという理由で遠ざけていた写真でしたが、ある日、弟の香がしまってあったはずのアルバムを引っ張り出し楽しそうに見ていたのを切っ掛けに写真が好きだった頃を思い出し父の形見であるカメラで写真を撮り始めます。

 楓が大好きな写真家である志保美りほさんとの交流の中で写真家になる前の初めて撮ったというタンポポの写真を見て「今は撮れない写真だから」という言葉をつぶやくシーンがあるのですが、私はこのシーンがとても好きで、色々な思いを乗せてしまい目頭を熱くするのですw。このすぐ後にキーアイテムである行き先の無い切符の話があり、「今は毎日目標が変わってもいい。いつか行き先を決めなければいけないときが来るまでは、その切符で構わない」といういい話コンボに発展するのです。
 高校一年という歳も相まって、ジュブナイル特有の得も言われぬ独特の懐かしさや、希望や、切なさ、わくわくしたり、ドキドキしたり、嬉しさだったり、悲しみだったり、深く考えずに進んでみたり、かと思ったら悩んでみたり、そんな思いが短いフィルムの中から溢れ出してくるのです。いや、フィルムを切っ掛けに自分の歩んできた道のりのを振り返り心から溢れ出すと言った方が正しいですかね。
 楓の他にも楓の幼馴染であり、何か匂い関係の事に進みたいと思っている塙かおるや、口笛で感情を表現する癖があり、オカリナ奏者を目指している?桜田麻音。お菓子作りが好きでパティシエを夢見ている岡崎のりえ等魅力的な友人達。その他にもこんな店なら通いたいと思うお好み焼き屋「ほぼろ」店主や、ステキ過ぎる写真館オーナーである通称マエストロ、優しくステキな楓の母親に、ステキ感性を持つおばあちゃん。可愛い弟の香。そして楓を導く気さくな写真家の志保美りほ。(かおるのお姉ちゃんは3話まで出てこないので割愛w)などなど名前があるキャラから無いキャラまでメインキャラに負けないくらいの魅力を放つ脇を固めるキャラ達。キャラだけをとってもあまりある魅力なのです。

 私はこの時点で4話まで観てしまっているので少しこの後の事も語らせて頂きます。今まで語ったように私が大好きだと感じる要素が沢山詰まったこの作品ですが、3話以降は楓が撮ったお父さんの写真の場所探しになります。この展開は私が好きな「坂物語」的でありとても好きではあるのです。この展開で竹原付近のビュースポットの紹介がされ、私もわくわくして観ました。やっぱり瀬戸内といったら海と島ですからね。その点は良いのですが、15分×4話という構成で作成されたこのOVAはここで終ってしまうのです。要するに前半の夢見る少女達と、後半の思い出の場所探し。バッサリと分けられた感が強く、これから夢に向かっていく少女達の活躍も、お父さんとの思い出の場所探しもスタートラインについただけで終わってしまうのです。全四話でも十分に楽しいのですが、これ程魅力的なコンテンツがこの状態で終ってしまうのは非常に惜しいのです。佐藤順一監督もお忙しい身だとは思いますが続編を期待せずには居られません。その際には尾道あたりまで足を延ばして頂けると嬉しいですねww

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2010.12.02

神様のいない日曜日Ⅲ

 第21回ファンタジア大賞「大賞」受賞作品の3巻目です。前回、誕生するはずのない赤ん坊が死霊都市であるオルタスで誕生して終わった訳ですが、今回はそのオルタスの崩壊から始まりますw前巻を読んでいないとなかなか理解し難い内容ではありますが、読んでいる人にとってはとても小気味よい出だしであり、更に文章表現もとても良くなっているのが読んでて実感出来ます。アイから見た世界の表現なのだなと感じさせます。要するに面白いのです。そして今回、アイは学校に通うことになります。初代墓守を母にもち、不死のハンプニーハンバートを父にもち、不死の村で育てられ、世界を救う為に旅に出たアイにとって、学校へ通うという行為は矛盾というか違和感というかを感じさせます。実際学校へ放り込まれた当初は自由奔放さを絵に描いたようなアイがその逆の象徴である学校という組織の中でその翼を削がれていくような思いで読み進めていましたが、まぁそこは世界のイレギュラーの象徴とでもいうべき存在のアイの事、すっかりと中心的な存在になってしまう訳です。まぁ主人公ですし(^^;そのきっかけとなったのはその学校があまりにも異質であることがアイに語られる所からでしょうか。(当然アイにとって初めての学校ですからアイは気が付きません)そして爆弾情報が飛び出します。なんと生者の子供に異能力が開花し始めているというのですwwwその子等を隔離する為にあるのがこの学校という訳です。まさかの展開ですwそして今回の主題は「世界」とは何か?アイは世界を救うを言っていますが、その救う世界とは何なのかがアイの中で確定します。

 今回の話で大きいと思ったのはアイに同年代の友達が出来たことでしょうか。勿論オルタスのコロシオハケはそうなのですが、彼女はアイ同様に異質過ぎる存在ですからね。生者の理解者という意味では旅に同行している保護者代わりのユーリがいますが、あくまでも大人です。色々意見を交換し合う意味でも同年代の生者というのは必要な存在だと思うのです。更に今回の事で旅の同行者が増える予感。ごちゃごちゃしない程度にパーティーが増えるのは歓迎ですね。あと、今回の上手いなと感じたのはオープニングでオルタスの反乱を描き、エンディングでオルタスの反乱の結果の現状が描かれるところでしょうか。更にアイ達の動向がコロシオハケへの手紙で語られるシーンですね。文章力、構成共に1巻の頃と比べるととても良くなっているのが実感できます。ストーリーと共に今後も衆目慕い作品です。

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