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2010.12.17

ソードアートオンライン6 ファントム・バレット

 ガン・ゲイル・オンライン(GGO)編の完結編です。今コンスタントに刊行されている中では最も期待している作品です。バーチャル世界とリアルの死をモチーフにしている作品で、今回で6巻目、物語そしては3本目となります。
 バーチャル世界で「死銃(デスガン)」に撃たれたものはリアルで死ぬ。というのが三作目のGGO編の主題なのですが、今回その種が明らかにされます。正直余りにも普通で、特殊なパルスがとか、殺意の電子化なんて事は全くなく、ただ人が介在した殺人だったという結末にはがっかりしなくもなかったのですが、当たり前だからこその怖さというのが逆に鮮明に伝わってくる文章は流石で、結果的には悪くなかったなという印象です。

 今回の山場としては勿論ゲーム内での死銃との対決もありますが、むしろ根本がリアルにあり、幼い頃にリアルで事故とはいえ人を殺めた事により心の傷を負いオンラインに逃げ込んだシノンが現実を受け止めなければいけない事に気づき、奪った命と同時に助けた命があることを受け止め一歩踏み出すところでしょう。今回リアルを現実としたシノン。そしてバーチャルを現実とした死銃。同じくSAO帰還者であり、未だに半身をバーチャルに置いてきたと感じるキリト達。今後の話の主軸となるのはこの辺なのでしょうね。

 あと、今回ソーシャルカメラネットワークの原型みたいなものがちょろっと話題に上ります。同作者の別作品「アクセルワールド」との繋がりを匂わせる演出に、私の好きな高畑京一郎氏のタイムリープと、クリスクロスの関係を連想しました。もしかしたらバーストリンクの原型がシードにあるとかまでは語られませんが、関係を考えるとワクワクします。

 次巻はアスナがメインの物語!ヒロインでありながら殆ど出番がない彼女の活躍を存分に描いて欲しいともいますw

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