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2011.04.04

ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~

 北鎌倉にあるとある古本屋。そこに集まる本達の物語を紐解いていくお話です。といっても本の内容のことではなく本そのもの、その本がどういう人生(本生?w)を辿ってきたか、関わった人々の物語を本から読み解くといものです。読み解くのはビブリオ古書堂のオーナーである女性店主(栞子さん)。普段は人と話す事が苦手で緊張で何も言えなくなってしまう様な人なのですが、本の事となるとスイッチが入ったかのように人が変わり、すらすらと語り始める生粋のビブリオマニアなのです。

 物語は幼少の頃のとある事がきっかけで、本を読むと拒絶反応が出てしまい、本を読みたくても読む事が出来なくなってしまった青年が、祖母の死後処分する事になった形見の本に書かれたサインを鑑定してもらう為にビブリア古書店へ本を持ち込むところから話は始まります。その事でまさかの本人の出生にまつわる話にまで発展することになるのですが・・・。
 その事がきっかけでビブリア古書堂で働く事となった青年。その都度持ち込まれる本の内容と絡めつつ、本自体と人とのかかわりを描く内容になっています。

 てっきり短編読み切りタイプのお話が何本か収録されている形式なのかと思っていたのですが、最終章に来て今までの話しに出てきたパーツのそれぞれが意味を成す様になっていて、それどころか一話で出てきた主人公の出生の話に帰結するというつくりは流石本を題材にしている作品のことはあるなと思わせます。
 個人的にこの作品を気に入った最大の理由はラストでしょうか。私の大好物な展開が見え隠れしているなと思いつつ読んではいたのですが、予想通りの展開に成ってくれ、これはこれで在り来たりではなく王道と表現したいですw

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