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2011.06.17

七姫物語 第六章 ひとつの理想

 さて、まずはこの「七姫物語」の感想をここに書ける事を喜びたいw。第五章が出たのが2008年4月、そしてとりあえず読んだ小説の感想くらいは残そうと思いブログにこうして残し始めたのが2008年の9月ですからこのまま続巻も出ずに消えてしまっていたら、最もお気に入りであるこの作品を紹介することが出来なかったかもしれないのです。一時期はもう書くのを辞めてしまったのかな?とか色々心配もしましたが、数カ月前に続巻が出るとの噂を聞き、一日千秋の思いで待ち続けました。間違いなく未完の作品の中で私が最も愛していた作品はこの「七姫物語」だったでしょう。そして3年の沈黙を破り現れたのは「完結」と書かれた帯で彩られたものでした。果たしてこれまでの思いを納得させてくれるのか?

 と、まぁ前置きはこのくらいにしてこの作品はどの様な作品なのか?というと、第9回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作品。以前は一つの国だった東和という地方に王の死後、腐敗した政治に不満を募らせ7つの地方に分離。それぞれが王の隠し子であるという姫巫女を擁立し、割拠する物語です。主役は一番末っ子である七宮カセンの空澄姫。知りたがりの瞳が見るのはどんな世界か!?

 好き過ぎて冷静な感想が書けないと思うので、とりあえず読んでください(爆)というのも酷いので、どのくらい好きかを語ってみましょうwとりあえず文章が全て愛おしい。特に姫同士の会話ですね。その中でも空澄姫のものは最高です。短いやりとりの中に文字列の何倍もの情報量が含まれているのです。それを一語一語噛み締めて読むときの幸せといったらちょっと言い表せませんね。なので400頁ちょっとの今回の巻はたっぷり一週間かかりましたw

 今回「完結」という文字を見たからには意識せずにはいられない訳ですが、半分過ぎても3/4を過ぎても終わる気配が見えないのには「おぃおぃ大丈夫か?」と思いつつも完全に受身でどんな終わり方でもとりあえず全て受けきってやるくらいの気持ちだったので不思議と不安は無かったですね。逆に残り数十頁になっても見えない終にわくわくしたくらいですw結果、高野和さん自身も物語が完結していないことを承知の上で今考えられるこれしか無いという終わりに仕上げたと言っています。確かに続きは読みたい!終わってしまうのは寂しい。だけど納得できてしまったんですよねあの終りで。なので仕方ないのかなと。そして読者それぞれが思い浮かべる最後のシーンはどんなものですか?という問。私は澄み渡る青空の下、姫装束で空の彼方を見つめて微笑む空澄姫ですかね。

 最後に、素敵な物語をありがとうございました。

<脳内キャスト>
一宮 黒曜姫:千葉紗子
二宮 翡翠姫:沢城みゆき
三宮 常盤姫:小清水亜美
四宮 琥珀姫:?(イメージ固まる前に流されてしまったので・・・)
五宮 浅黄姫:清水愛
六宮 萌葱姫:後藤沙緒里
七姫 空澄姫:堀江由衣東山奈央

エヅ:竹本英史
ヒカゲ:下野紘
テン:藤原啓治
トエ:小林昭二

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