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2011.08.26

ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール

 「3分間」「ボーイ・ミーツ・ガール」をお題としたショートストーリー集で、参加している作家人も田口仙年堂/日日日/庵田定夏/嬉野秋彦/榊一郎/本田誠/櫂末高彰/野村美月/綾里けいし/庄司卓/前書き/羽根川牧人/竹岡葉月/築地俊彦/はせがわみやび/新木伸/佐々原史緒/田尾典丈/井上堅二と総勢19人。そんな中で私が最も気に入ったのは「5400万キロメートル彼方のツグミ」で、内容はというと、はやぶさ計画の擬人化バージョンとでも言えばいいでしょうか、はやぶさ計画の成功でサンプルリターン計画が日本のお家芸となりつつある云十年後の未来。有機AI(ツグミ)を搭載した無人探査機が稼動トラブルにより自力での回収が不可能になりプロジェクトの失敗が確定した時、AIであるはずのツグミから意思らしき言葉が発せられた。それからツグミのバッテリーが切れるまでの間、ツグミの製作者である青年との会話が始まる・・・。というもので、不覚にも感極まり目頭に熱いものを溜めてしまいました。人工物に対して発生する自我。そして宇宙という人が未だ自由にどうこうできない空間に取り残される切なさ。この二つを併せ持った作品をいくつか知っていますが、やっぱりどれも好きなんですよね。今回、ショートストーリーという制約の中でよくここまで表現したなと頭の下がる思いです。この一編だけでも読む価値があると思いますよw
 しかししかし、この他にもいい作品がいっぱいなのです。特筆して挙げるとすると「ガチで人生が決まる面接に行ってくる」「三分間の神様」「七年前のマリッジリング」「ロイヤルコーポあさひの真実」「杉宮遥は男前っ!」等は好きだったりします。知っている作家であればその特色なんかも感じ取れるのではないでしょうか?そんなこんなでボーイ・ミーツ・ガールが好きな方には堪らない一冊に仕上がっています。ショートストーリーと言っていますが、寧ろショートショートというぐらい一編一編が短いので、活字が苦手な方でも難なく読めてしまえると思います。通勤通学のお供に一冊お手元に如何でしょうか?

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