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2011.09.20

蛍火の杜へ

 早速見てきました。場所はシネ・リーブル池袋。といっても東京ではここでしか上映しない単館上映なのです。全国でもあとは大阪でしか上映されていません。更に当初はレイトショーのみという悪条件だったのですが、気が付けば日中上映も決定という盛況ぶり。レイトショーのみでは本当に見てもらいたい年代の人に見てもらうのは難しいですからね。そういう意味ではとても喜ばしいことです。
 さて、この作品は夏目友人帳の原作者である緑川ゆきさんの「蛍火の杜へ」のアニメ映画化作品です。残念ながら未だ原作は読んでいないのですが、それはこの映画の公開を知った時から初見で映画の方を見ようと決めていたからなのですが、果たしてどの様な感想をもたらしてくれるのでしょうか。

 少しあらすじを説明しますと、山神様が住むと言われている森に一人の少女:蛍が迷い込み一人泣いている所に一人の青年:ギンが現れます。その青年は狐の面をかぶり、自分は人ではないと言います。そして人に触れられると消えてしまうのだと。その時に森の出口まで送ってもらい、それ以来毎年、夏の間だけ祖父のところへ遊びに来てはその森で逢うようになります。そして6才だった女の子は10年の時を経て高校生となり見た目は青年と同じ位の年へと成長します。心と共に・・・。

 結論から言うととても切なく、そして優しい、素敵なフィルでした。嬉しさのあまり直ぐに飛びつこうとしてしまっていた無邪気で好奇心いっぱいの少女が一年一年時間を積み重ねて体も心も成長していくにつれ、成長しない彼に対して年々近づいていく目線の高さや、気がついてしまう思いに、その切なさに身も心も焦がすのです。触れることさえ叶わないのですから。その思いは蛍だけではなくギン自身も積み重ねていったもので、その思いは自分の消滅でしか叶えられないという事を誰よりも知っているのですから。
 この結末についてはあえて書きませんので、もし興味が湧いたなら是非劇場へ足を運んでもらいたいと思う作品です。

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