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2011.10.02

とある飛空士の追憶

 一言で言うと戦争中に王子の花嫁を本国へ単機で送り届けるお話です。

 主人公のシャルルはレヴァーム人の父と、敵国である天ツ人の母をもっており、幼少の頃より人種差別を受けて育った経緯を持っており、そんな中で曲がらずに育ったのは母の人柄と、幼い頃に庭師として働いたお屋敷が当の花嫁であるファナのお屋敷であり、当時心の支えとなったファナとの出会いがあったのも少なからず理由となっているのだと思います。人種差別の他に、とにかく貴族である職業軍人の権力を傘にきた見下した物言い等の身分格差、はたまた戦争を続けるための戦争(これでは王子がいくら戦争を終わらせようと思っても終わるはずがない)と、とにかく嫌な部分が垣間見える中、この語りの主人公である二人だけがとにかく真っ直ぐに、眩しいほどに映ります。
 結局、この物語で語られるシャルルの偉業は歴史の闇に葬り去られる訳ですが、この数日間の出来事は世間を何も知らずに育ってきたファナにとってはとても大きな数日であり、その後の働きに多大な影響を及ぼしたのは明らかです。最終フライトの前夜、このまま何処かの南の島で一緒に暮らしたいと漏らすファナですが、かたや王妃になるべき人物、かたや貧民街育ちの傭兵飛空士。実るはずのない思いをどう解決するのかは見ものでしたが、まぁ考えうる中ではやっぱりこれしか無いよなというラストでした。決してこれが悪かったというのではなく、むしろ清々しい終わりで、特にこの数日間の体験を得たファナには是非とも王室へ入ってもらい、この体験を生かして欲しいと切に思うのでした。
 個人的な見所としては、最終局面の一騎打ちのドックファイトは手に汗握るのですが、やはりシャルルが怪我をして島に着陸してからでしょうか。ファナが髪を切ってからはとにかく見物です。あとは原作を知らなくてもこの映画のみで楽しめる作りは良かったです。

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