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2011.10.27

ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~

 恐らくネットの感想や口コミで広がり、新装のメディアワークス文庫というハンデをものともせず、シリーズ化となる前の一巻目でありながら20万部という異例の販売部数を達成し、一般書店にまで特設コーナーを作るまでに至らせたこの作品。1巻目を読んだ時に続きを読みたいと思った作品の一つでした。ただ、創刊したばかりのメディアワークス文庫に当時続きものの作品は無く、むしろ1冊完結を文庫の特色にした文庫なのかと思った程です。(1冊読み切りというのは読者側からのアプローチがし易く、それはそれで嬉しいので)その後、シアター!を皮切りに続巻が次々と出始め、当作品への期待も高まっていたところ待望の第2巻発売です。

 話の大まかな内容としては、北鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」の店主である篠川栞子と、ひょんな経緯でそこで働く事となった五浦大輔の関係を描きつつ、持ち込まれる古書にまつわる真実を紐解いていくというものです。

 この物語を最初に読んで美しいなと感じたのは、何気ない序章で提起された話題が、一見何の関わりも無いと思わせる章を複数経て、終章で帰結するところです。何気なく読んでいると序章の事など忘れてしまっていて、終章でふわっと思い出す。そして今まで経てきた章を思い返してなるほどとほくそ笑むというwそれは今回の2巻においても変わらない印象を受けました。ただ、今回においてはその意味深な序章を心に刻み込み、各章を序章と照らし合わせながら終章までの道程を楽しませて頂きましたが。w
 そして今回の主題は栞子さん本人について。そしてその母親についてです。本作品のヒロインであり、魅力的な女性の謎に迫る。それだけでもワクワクするものですが、最終的には彼女自身からタブーとされてきた母親の事を吐露されるという重いながらも一歩も二歩も二人の関係が近しくなるイベントも発生します。特に今回は栞子さんからのドキリとするアプローチが幾つもあり、恋愛に対しては奥手に思える彼女ですが、今回程どこまでが素で、どこまでが計算なのか?全く分からなくなりました。むしろ母親の話を聞いて全てが計算なのでは?等と思ってしまう程。天然にしろ、計算にしろ大輔と男性読者を惑わせる小悪魔なのは確かなのですがw
 最後の推理の結果の条件は正解した時の報酬?それとも外れた時のペナルティ?どちらだったのでしょうね?w

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