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2011.11.22

僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない

 ゆりてつの初音ちゃんが男だったバージョンといいましょうか。勿論男なので知らない事に対して結構容赦のない物言いをされるのですがw
 一言で要約すると、特に鉄道に興味がある訳でもなく、ただ、旅行先でおいしい物を食べるのが大好きな少年が軽井沢で鉄子に絡まれ、そのまま引っ張りまわされるという、電車でGO!でお馴染みの豊田巧が描くボーイミーツ鉄子ですw

 私も鉄という訳ではないのですが、近年「鉄道むすめ」やら、「ゆりてつ」等そういった知識を得る事が多く、また、この作品の舞台が長野県という事もあり、一度は行ってみたいサマーウォーズの舞台である上田や、鉄むすの八木沢まいでお馴染みの上田電鉄や、丸窓電車の話。はたまた真田アサミさんの故郷でもありそのイベントにも何度か行った事のある長野という事もあり、長野駅や、小布施へ向かう長野電鉄。そしてその時に観光した小布施地そのモノなどなど、私も歩いた事のある景色が物語として描かれており、大変楽しめました。美優達が小布施で下車した時など、その少し前で車両を買い取ってとかいう話をしていたので、フラワー園近くにあった車両や、そのシートををそのままお店にした喫茶店へ行くのかと思ったくらいです。残念ながら出てきませんでしたが。(未だあるのだろうか?)
 後半になると、旅先で出合った困っている女の子の為に電車の知識をフルに活用して手助けをするお話になります。これが思ったよりもしっかりとページを使ってほぼ後半はこの話となるのですが、美優が由佳に言う言葉があるのですが、それが何となく自分は棚上げ?w的な感がありは微笑ましいというか何というかw。

 鉄道そのものが好きな人にとっては車両やら歴史的なもので楽しめるかもしれませんが、興味のない人にとっては何処かへ行くための移動手段でしか無いと思うのです。だからこそ主人公の駿の行動理念である「美味しい物を食べに行く」というのはわかりやすく、その過程で乗り合わせた、出会った鉄道に興味を持ち始める(というか知識を叩き込まれる訳ですがw)というのは読みやすいです。まぁそれを更に広い視野で描かれているのが今回イラストを担当されている松山せいじさんのゆりてつとなるのですが。

 と言った感じでとても楽しめました。とても楽しめたのですが、唯一残念なのは巻頭のカラーイラストに制服姿の面々が出てしまっていること。折角のエピローグの仕掛けが台無しですw

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