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2011.11.30

前門の巫女さん(勝ち気)、後門の守護霊さま(役立たず)

 何でも直ぐに祓おうとする神道の巫女夏希と、とりあえず話し合いで何とかしようと努力する神父の忠治と。その忠治に憑いている化け猫(霊力だけは土地神級だが役立たず。名前だけの除霊協会副会長)のスズネが繰り広げる除霊物語?
 読み始めて直ぐ思ったのはドタバタ除霊ものか・・・。しかし少し読み進めていくと物理学の方面から霊的なものを解析しようとする除霊協会の会長さん等が出てきて、こういうところは文化さんらしい書き口だなと納得。
 また、とにかく祓おうとする夏希を忠治が抑え、問題の元となっている霊、またはその関係者(物の怪)から事情を聞いたり話し合いで解決していくのはなかなか面白く読めました。少なくともばったばったと祓い続けたらもぅこの作品は読むことは無かったでしょう。

 個人的に納得いかなかったのは、今回の事態を引き起こした神社側の無頓着さと反省の無さでしょうか。神主が霊力が無いのはまぁいいとして、御神体の管理や近隣の稲荷の放置などなど神社側に落ち度のある事ばかり。更にその御神体に宿る本人と意思の疎通が出来たのにもかかわらず謝罪するどころかへたれ等の罵詈雑言。何か釈然としません。

 あとは読んでいてなんか話がちぐはぐな感じがあり、読んでいて「?」が浮かぶ箇所が幾つもありました。しっかり読めば辻褄は合っているのだとは思うのですが、さらっと読んで「んん?」と感じてしまうのはやっぱり気持ちが悪いというかなんというか。

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