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2011.11.02

ココロコネクト ニセランダム

 今回程読んでいてムカムカした事はなかったですね。という書き出しでは誤解を招くとは思うのですが、決して面白くなかった訳ではありません。むしろ結果的には今回も大変面白かった訳ですが、が!とにかく前半は物語上とても嫌な展開がされます。今回の現象は、能力者が言った言葉で相手が思い描いた人物を能力者に投影するというものです。例えば「一番会いたい人」等です。しかも先程能力者と書きましたが、それは<ふうせんかずら>ではありません。5巻目で文研部の5人が不可思議な現象がある中で散々悩んで苦しんでそれでも仲間に迎え入れる覚悟をした新入部員の一人である千尋です。そんな葛藤が5人にあったとは知らないとはいえ、その5人をいとも簡単に裏切るのです。これはもう読むのが辛いと言うか、これ以上読みたくない、千尋絶対許さないと何度思ったことか。裏を返せばそれだけ文研部のメンバーに思い入れを持って感情移入できているということなのですが。それにしても本気で腹が立ちました。しかし、そこは過去4度も異常現象を克服してきた我等が5人です。その強さに逆に千尋が追い込まれていく事になります。ここの件はテンション的にもどん底から急上昇するところで前半のもやもやが一気に解消されます。その後、完全に袋小路に追い込まれ一人で思い悩む千尋に手を差し伸べるのが、もう一人の新入部員でひっこみじあんの紫乃ちゃんです。それから先輩達に千尋が白状する件があり、結果的には新入生2人の頑張りで解決するという話になります。

 終わってみると今回は<ふうせんかずら>が5人に対してというよりも新入部員2人に対してのテストだったという気がします。完成された二年生5人と未熟な一年生2人を完全に分けて描いていたのも今迄に無い感じで面白かったです。
 今回の出来事を通して完全に7人となった文研部。5人から7人になった事で更に面白くできるのか?5人ではできなかった仕掛けが登場するのか?今後期待したいところではあります。

 そして何とアニメ化決定!私の好んで読む作品はアニメになり難いのですが(如何にもアニメになりそうな作品を余り好んでいない(鼻に付くとでもいいましょうか。特に新人賞受賞と同時にマルチメディア展開が決まっているようなヤツはノーサンキュー。)というのが本当のところですが。)いやはや喜んでいいのか、でも心配な部分も、というかむしろ心配です。日常の中で突如自分達にだけ降りかかる非日常。ココロの絶望を何度も味わいながら絆を強固にしていく青春ストーリーを果たしてTVアニメで描けるのか?未だアニメ化の詳細情報は見ていないのですが、変に「自分が面白くしてやろう」とか思わない監督さん希望です。

 過去書いていた脳内キャストがドラマCDと二人も合致していて笑いましたw

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