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2012.02.17

ソードアートオンライン9 アリシゼーション・ビギニング

 新章が始まることは理解していたのですが、プロローグⅠを読んでいる最中に何度も「?」が浮かびます。読み進めるほどに「?」が増加していく。それはキリトが登場しながらも、彼はその村で生まれ育ったという記憶を保持し、11年間生活をしてきているのです。ただの設定ではなく明らかにその積み重ねた年月の記憶を有している。それどころか現実世界の記憶の片鱗すら見せない。もしキリトというキャラクターを使った別の話なら、ソードアートオンラインのタイトルを冠すべきじゃないよなとも思ったほどです。一瞬頭をよぎったのはアルブヘイムに明日奈が囚われた時の「人格の上書き」。しかしどうも異なる・・・。読み進めるうちに事件が起こり、プロローグⅠが終了。プロローグⅡが始まり、そこでようやく現実のキリトや明日奈が登場することで、安心すると同時にプロローグⅠでの事を理解する。そして両プロローグを読み終えたのが170頁。凄い切り口でした。
 そして購入したときから気になっていたページの丁度中間にある上質な紙の存在。巻頭にあるカラーイラストと同じ紙質のページがペーパーとして挟み込まれているのではなくページとして存在しているのです。本編がスタートし程なくしてそのページに到達した時の肌がざわつく感覚。ゲームや、映像メディア等では既に使い古された演出ですが、小説では始めて体感しました。そのセンターカラーはプロローグの終わり等に出てくるタイトルコールでした。そのタイミング、カラーで演出たるや見事に魅せられました。まるで映画でも見ていたかのような感覚に襲われます。
 前回、ソードアートオンラインと、アクセルワールドのコラボが果たされた時、後書きでは全く繋がりは考えていないと言っていましたが、今回の話でまたもやアクセルワールドの原型であると思わせるマシンが登場します。どう考えてもこの技術の進化系としか思えない機能が次々と出てきます。それどころか、アクセルワールドの世界では既に出来上がっている技術なので、機能としてこうだ!という説明しかされませんが、今回の話では未だ黎明期である為、その思想や、技術の基礎的な解説まであり、とても興味深いのです。
 そんな感じでとにかく見所満載の新章ですが、その他にも現実世界でのキリトと明日奈のバカップル振りw(特に明日奈のトリップ発言w)は見所ですし、プロローグⅡの終りに起こる現実世界での事件の行く末も気になります。そして最大の関心は何といっても現在進行形で囚われ続けているアンダーワールドと思われるバーチャル世界です。誰れのどんな意思が働いているのかも分からない状態での現状、しかも記憶も現実世界のある事件の直前までしか保有していないのがどうこの後の展開に繋がるのか楽しみでなりません。

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