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2012.02.02

ようこそ、フェアリーズ・インへ!

 とある宿を拠点としているかけだしの冒険者ラウル。一人前なのは人並みはずれた反射神経と逃げ足と運だけ。そんな彼は逗留している宿代すらも払えない始末。女将のおばあさんのお情けだけで泊め続けさせてもらっているだけの毎日。その日も日銭を稼ぐ為に冒険者ギルドへ通うが、街で最後のギルドを出入り禁止になって宿に戻ると女将であるおばあさんが倒れているではないですか。急ぎ寺院へ運び込むと「魔法学院にいる孫娘を連れてきてくれ」と託る。いつもお世話になっている女将の頼みである。一刻も早く孫娘をつれてくる為に学園へ赴くラウルだが、それが思いもかけない冒険の始まりとなる。
 当の孫娘は学園指定の遺跡へ実習中と知り、一刻を争う事態であることから丸腰で遺跡へ飛び込むが、ラウルの入ったのは未調査の入り口だった。持ち前の逃げ足と敏捷性と運のみで前人未到のソロ踏破を達成し件の孫娘と出会うことに成功を果たすが、託けだけ伝え瀕死のまま気絶。
 ラウルが目を覚ますとそこはいつもの宿だった。夢かと思いきや女将がおばあさんから若い女の子へ(おばあさんは療養の為しばらく交代とのこと)。更に祖母の危篤を知らせる為に危険なソロ踏破をした彼を歴戦の冒険者と勘違いし私のヒーローと感謝の意を示される。そんなこんなで安宿ながらも生木をそのまま柱にした素敵な佇まいであるフェアリーズインでの若女将と無一文の冒険者の逗留物語が始まるw

 正直な話、表紙買いです。しかも宿屋話ときたら買わずにはいられないわけですよ。しかし!ダメダメモテモテも良さがあると言ったばかりですが、ダメダメなのにも程がある。まず楽してどうにかしたいという心根がいかん。これでおばあさんの為にと見せた誠意がなければただのぐうたらである。そこに女将の孫娘であるミリーに慕われることで見栄から必死に仕事を探す事になり、少しはマシになったっかなという印象。そこに流浪の民であるエル(幼いながらも博識の少女)が加わりアクセントとなったのは救い。そして著者作品リストを見て納得。お留守バンシーの作者でしたか。どうりでゆるゆる冒険ですわ。ゆるいながらもこの4人でのパーティーでクエストがこなされ、ラウルの成長が見れるのであれば続きを読んでみたいと思う。

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