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2012.02.14

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1

 第13回えんため大賞「大賞」受賞作品。なんと大賞は8年ぶりだそうです。  7人の天才学生が作った人工島。そこには全ての教育施設があり、その為だけに存在している。イメージ的にはとある学園都市的なものである。そして現在も尚その敷地を広げて続けている。島の住人はその殆どが学生であり、それ以外の人々も寮の管理人であったり、生活に必要な店の店員であったり、その全てが島を維持拡大する為の人々であり、この島の卒業生たちである。
 そんな島で突然一人暮らしをしなければならなくなった今回の主人公である重護。代々家業を継いで来た家で、当然重護も家業を継ぐ為の教育を施されてきたのだが、家業を継ぐことに疑問を抱き続けてきた重護がある日その鬱憤を爆発させる。家を継がないのなら勘当だ!顔も見たくない!と流されたのが当の島である。そんな経緯で仕送り4万で一人暮らしをすることになった重護。そして島で一番安い物件を借りたのがこの物語の始まり。借りた物件には自縛霊の女の子が憑いており、その女の子こそ何とこの島を作った7人の天才を束ねたリーダー龍ヶ嬢七々々その人であった。10年前何者かに後ろから刺されて以来部屋からは一歩も出ることが出来ず自縛しているという。望みは唯一つ、自分を殺した犯人を見つけ出し殺す事。
 越してきて早々に部屋の主を決める為の決闘を挑まれ、重護敗北。数日は耐えたものの、やはり異質な存在との同居に次第にトイレに篭るようになる重護だったが、仕掛けが発動し一冊のノートが出現。それは前の借主である先輩からの七々々に対する対策法であった。その中にあった「七々々コレクション」とは?そして重護の生活やいかに!?そして重護が嫌がった家業とは!?

 といった序章なのですが、この物語は冒険モノですwインディージョーンズの世界観です。ここまでの説明で、突然冒険と言われても「?」が浮かぶ事でしょうが、何と言われようとも冒険モノなのですwこの七々々ちゃんですが、どうやら生前は冒険家だったらしく、七々々コレクションとは即ち、世界中の遺跡から盗掘してきた力が秘められているといわれているお宝なのです。それを天才7人の内の一人である天才建築士の手によって現代建築に隠され(続けている)たのを「遺跡」と称し挑むというのがこのお話の概要です。先に概要を少し説明しましたが、これだけの文書量を使っても全く概要を語りつくせないというか、とにかく形も素材も何から何までバラバラなパーツ1つ1つが組み合わさって物語が出来ているような感覚で、よく成り立っているなというのがまず読み終わっての感想です。
 見所といては中々明かされない家業でしょうか。とある経緯で冒険部の部長を対決する事になるその時に実はみたいな展開を期待していたのですが、そこでも見事にスルーwそしてどんどん薄くなっていくページ数。果たして明かされるのか?w後は繰り返し出てくる表現として夢を語る人を笑う人々。そんな人々を蔑みながらも、夢を語り笑われている人に何をすることも出来ずただ黙っている事しか出来ない自分に一番嫌悪を抱いているというシチュエーション。この事が家業の話と、物語の終わりにどう結ばれるのかでしょうか。

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