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2012.03.07

ココロコネクト ユメランダム

 今回初めて現象の前に<ふうせんかずら>が現れます。そして<ふうせんかずら>が告げます。「今回で最後」だと。更に今までの感謝を込めたボーナスステージであるというのです。その現象は他人の「夢(願い)」が映像や、音として脳内に再生される現象であり、今回は文研部の5+2人は対象外で、学校の生徒及び先生の夢がランダムで再生されるというもの。今回のその現象を「夢中透視」と命名するが、稲葉が強く宣言する。今回の現象は無視することで何も起きていないのと同じになるので絶対にアクションを起こさずに無視するようにと。しかしそこで反論する太一と唯。知ってしまった以上助けられる事は助けたい。それは悪いことではないと主張。そのことで本来何も問題が無いはずの夢中透視で文研部が2つに割れる事になる。しかもそれが稲葉&青木VS太一&唯という好き合った者同士対立となる。夢中透視の行く末とその結果生み出すものは!?

 といった感じのお話です。今回は主に太一の当番回と言っても過言ではないでしょう。今まで自己犠牲野郎と言われつつも文研部の皆を結果的に助ける位置に常に居た太一が「自分が無い」といコンプレックスを否定するかのように夢中透視を使って他人を助けまくります。それによって引き起こされた事件に太一自身が傷つく訳ですが、それよりもその太一を止めようと恋人である稲葉が必死に対抗しますが、何を言っても気が付いてくれない太一に稲葉自身が傷つくのです。恐らく過去発生した現象のどれよりも・・・。しかし今回に限っては稲葉の行っている事が遠まわしすぎて聴いて(読んで)いる私としてはわからなさは太一とどっこいどっこいでした。言っている事は分かるのですが、それが核心とも思えず本当に伝えたいことが分からず???が浮かぶ感じですね。でもそれは太一の視点で読ませるという作者の意図するところでもあったのかもしれませんね。
 最終ステージと言っているだけあり、太一と稲葉に限らず他のメンバーの成長も描かれており、その中で私が最も輝いて見えたのは伊織です。作中ガラスの虚勢を張りながらも一番の危うさを常見見続けてきた彼女がどっしりと構えている姿はこれまで見守ってきた読者にとっても嬉しいのではないでしょうか。また、途中参入した後輩'Sも頼もしく成長し、安心感すら感じる事が出来ます。そしてなんといっても今回の目玉は青木と唯の決着でしょう。唯らしい非常に唯らしい言葉で正直に青木に言葉をぶつけていき、それを深い懐で全てを受け止める青木。とてもいいシーンでした。勿論太一と稲葉の決着も!このあたりは実施に読んでいただきたいですね。

 さて、アニメ化も決定したココロコネクトシリーズですが、稲葉姫子は沢城みゆき以外には考えられなかっただけにこのキャスト陣は嬉しいですね。ただし、これまで小説原作のアニメ化が手放しで喜ばれた試しがない!ちなみに私の場合は読む作品がアニメ化にはならない!wまぁいわゆる狙っているなとひしひしと感じる作品がことごとくアニメ化する中読んでいないからこそ純粋に出来上がったアニメを見て楽しめる部分もあったのですが、今回に限っては刊行中の中では間違いなく上位に入る良作です。果たしてアニメ化の結果は・・・・。正直嬉しいよりも怖いですね。キャラだけを前面に出したチャラチャラした作品にだけはなって欲しくないです。

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