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2012.04.11

ももへの手紙試写会感想

 試写会が当選したので観てきました。この作品、たまゆら巡礼者の大崎下島からのレポートを読んでいるときに当作品のポスターが貼られていたというのを見たのがこの作品を知ったきっかけです。当初はもっとこじんまりした、それこそマイマイ新子の様に知られず埋もれかねない作品と思っていた程ですが、公開日が近づくにつれ大々的な試写会や、TVCMも打ち始め、公開前から各映画賞の数々を受賞するなど話題も上々。

 そして当選したのは4/11分の文京シビックホールでの回です。平日であることと、開場が18:30と早いことからどれだけ人が集まるものかな?と思っていたのですが、18時には列が地下1階にまで延び、更に10分後には地下1階をぐるっと一周し、更に地下2階にまで延びるという盛況ぶりです。私達が入場する為に地上1階にまで辿り着いたときには地下2階を埋め尽くす程の人となっておりました。ここで残念なことが一つ。人員整理の人数が足りておらず、区切り区切りの地点に係りの人が立っておらず、横入りが横行していたこと。中でも一番酷かったのが入場口で、列が延びているにも関わらず、関係なく入り口から入っていく人々が多数。中には係りの人が立ってないのが悪いとつぶやきながら自分の行動を正当化する人も。実に嘆かわしい出来事でした。先着で座席指定券を配ればそんなこともなかったろうに、もう少し運営側の気配りが欲しいところです。
 さて、ここ文京シビックの大ホールは収納人数1800人と映画を鑑賞するにはいささか広すぎる箱なのですが、そこがなんと埋まりました(驚)勿論空いている席は所々に見受けられるのですが、そんな状態で均等にぎっりしと。本日この回だけでもこれだけの注目度というのは正直驚きました。

 私は作品を観る際には余り予備知識を入れずに観たままを受け止めようと努めています。なのでこの作品は瀬戸内の島々が舞台であること、妖怪が出てくるらしいこと、手紙がキーポイントになっていること。(キーワードを並べただけで私ドストライクじゃないですかw)それしかしりません。絵の雰囲気や、知ったときのイメージから「マイマイ新子」の様な作品で、同じ瀬戸内である尾道を舞台に八百万の神々を描いた「かみちゅ!」を足したような作品なのかと勝手に想像してこの日に挑みました。

 未だ公開前であることから内容については詳しく触れませんが、軽く説明をするならば、喧嘩したまま死別してしまった父。遺品の中にあった「ももへ」とだけ書かれた書きかけの手紙。都会育ちのももは、母と共に瀬戸内海の汐島へ移住する事になります。これから女手一つで娘を育てていかなければという母親としての気負いと、父を亡くし知らない地で暮らしていかなければならないももの寂しさ。この二つの思いが空回りします。一方、島に着いてから妖怪が見えるようになったももですが、人間のルールなんかクソ食らえの妖怪たちの行動に一時期寂しさも忘れるももでしたが、ある日その妖怪のしでかした事が引き金のなり結果大きな事件へと発展します。その結末とは?そして妖怪の使命とは?といった内容です。

 まずディテールの細かさに舌を巻きます。お年寄りの仕草、若者の仕草。島の景観とその空気感。それらが自然すぎるが故に何を見ればいいのか分からない方も多くいたのではないでしょうか?特に前半はいびきが聞こえてくる程だったので、退屈していた人も居たのでしょう。物語が動き出すのは妖怪たちが現れてからでしょうか。ちなみに私は島の景観だけで釘付けですwどう見ても大長の港に御手洗の景色。汐島とは言っているけれど大崎下島ではないかと思うまでに然程時間は掛かりませんでした。"汐島"と"下島"音だけを似せて物語上架空の島を作り上げたのですね。それが私の中で確定したのがももが島を走り回るシーンで登場した時計屋の看板です。世界中から修理依頼の時計が集まってくるという時計屋ですね。そしてレモン羊羹!これ食べたい!(いつか食べに行くと心に誓うのでした。)みかん畑のシーンに出てきた山間をの乗り降りするケーブルカーの様なものは、お隣の豊島へ行った時に実際に見てきたものと同じでしたし、その時に出てきたイノシシをみて、蒲刈の白雪楼でお婆ちゃんに聞いた話を思い出したり、嵐の中をカブで大橋を渡るシーンでもやはり白雪楼のお婆ちゃんがしてくれた安芸灘大橋をスクーターで渡ると風で飛ばされそうになってほんとうに怖いといった話などなど、様々な思いを乗せて見ていました。

 物語については先に言ったように詳しくは語りませんが、妖怪達の真の目的が明らかになるにつれ物語にのめり込んで行きます。特に心に響いたシーンは天のお父さんに向かってお母さんを助けてと叫ぶシーん。私の最も好きな作品にココロ図書館をいう作品があるのですが、その9話「奇蹟」のシーンと気持ちが瞬時に重なりました。途中、あれ?ももからの手紙じゃね?なんて思う場面もありましたが、最後は本当に綺麗に締め括ったなと。飛び込みの話も含めてしっかりと終わってくれたのは気持ちが良かったです。まるで瀬戸内の空のような清々しい締めくくりでした。

 これでまた一つ大崎下島へ行く理由が出来てしまいました。願わくば『ももへの手紙』絆つながるWキャンペーン!で往復新幹線で行く「ももへの手紙」ご当地ツアーを当てたいものですw

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