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2012.07.18

ソードアート・オンライン10 アリシゼーション・ランニング

 前回が一編丸々新章だったのですっかり忘れていましたが、キリト死にそうだったんですよね・・・。丸々1巻越しに思い出しました。前回が現実世界を遮断して丸々ゲーム内で終えた意図が閉じ込められた感を出すためだったのではないかといまさら気がついた感じです。そして残された側のリアルでの捜索で始まった今回の冒頭を読んでやっとそのことに気がついたといったところでしょうか。今度は丸々一冊リアルか?とw思われたキリトの捜索ですが、意外にあっさりと発見し対面。場所を突き止める際のアスナ、リーファ、シノンの三者会議は真に迫ってドキドキしながら読んでましたが、それから場所が特定できてからのアプローチがめちゃくちゃあっさりし過ぎていて多少拍子抜けしましたが、アスナ登場の意外性は有りだと思いました。そして正体を現す黒幕の菊岡三佐wもう少し悪役ぶっている時間が長くても良かったかなと思います。(それとも最後にどんでん返しが?)そこはアスナが本拠地にあっさり乗り込んでしまった事にも起因するのですが。それでも一冊の半分をリアル側としたのは賞賛です。(個人的には一冊でもよかったw)

 このリアルの状況消化によりアンダー・ワールド内での状況をかなり理解して読めるようになります。とりあえず、彼らに与えた権限の内、寿命の制御は不味いでしょ。天命の永久凍結とか出来てしまったら人と価値観変わるのは至極当然です。ってのをリアルの状況を理解して、アンダー・ワールドに話が移って数ページで思いましたwww。この辺の構成も意図的なのでしょうね。

 印象に残ったのはアスナとキリトの娘としての存在であるAIのユイが自分のコピーという存在への恐怖をアスナに語っていた件ですかね。実際にユイ程のAIは未だ世の中には実在していませんが、なんかリアリティのある言葉でした。

 あとどうしても今回のソウルトランスレーターの存在が別作品のアクセルワールドにリンクしている気がしてなりません。作者自身は以前否定していましたが、このマシンがブレインバーストプログラムに関係しているとしか思えません。また、今回大脳の代わりとなるキューブが出てきました。きっとこの発展版がニューロリンカーに記憶素子として使われているのではないか?そうすればこの前のキリトとシルバークロウとの邂逅の説明がつく気がするのです。というのも今回の実験でキリトの実験データの一部がこれからキューブの原型を形作る一部となるのではないか?そうすればキリトの魂の一部は未来にもあり、更にニューロリンカー又はブレインバーストプログラムがソウルトランスレーターを元にした結果であればそういうのもありかなと。あとはアッシュローラーの件が一番わかりやすいでしょうか。兄の人格がまるまる何処かに(ニューロリンカー又はサーバーか?)残っている現象。その他にも記憶の残滓的なものは今回のテクノロジーを元にした結果ではないかと推測してしまいます。

 と、話が脱線しましたが、とりあえず今回の全半の話を読んでの感想は、AIを兵士に、それって敵と見方の区別はどうするの?自分の意思で暴走始めたら(意志的にだから暴走じゃないのですがw)怖くね?そしてそれらに基づいた今回の終わり予想。AIたちにラースが乗っ取られるwそして教訓にしてプロジェクト凍結とか。さて、実際はどうなることやら。

 アンダーワールド内のキリトですが、結構冷静に現状を把握している様です。ソウルトランスレーターの倍率までも想定内とは恐れ入ります。
 今回は剣術大会に出て、士官学校的な場所での学生生活がメインの話です。世界観的に死の危険性は少ないのでその点においてのハラハラ感は無いものの、加速された体感時間での長期スパンでの物語構築が可能な今回のシリーズは、今まではとやはり雰囲気が違うのが感じ取れます。今後リアルとアンダーワールドの関わりや、人外が支配する北の大地がどう物語に関わってくるのかが気になるところです。

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