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2013.08.07

神様のいない日曜日Ⅷ

 久しぶりに同タイトルを続けて読みました。今タイトルの発売を得て積読から発掘した前タイトルを読んだからに他ならないのですがw
 さて、前巻で黒面から少女がやってきました。その娘はアリスとディーが友達だと言っていた、アイも友達になりたいと言っていたその子だったのですが、まぁそんなことはどうでもよくなるくらいのぶっ飛んだことが起きます。その少女が言うには黒面の向こうは死者が動かない普通の世界であり、一方通行であるといいます。要するにこちらからは向こうへ行けるが向こうから来るには向こうで生まれ育った者だけであるということ。例外は死者としてこちらの世界へ来ること。(同様に黒面の向こう側へは生者しか行くことはできません。)その少女は病気により寿命を終え死者となっていたのです。

 そこまではいいのです。その次に起こったことが重要で、何と黒面から幼女が登場します!黒面が生まれてから数週間?どう考えても幼女と言われる年齢の人物が育つはずもなく、かといって死者でもない。では何なのか?ディーがその幼女に一言聞きます。「ウラード・エル・サイガヴァッティを知っているか?」と。その人物こそ神の子とも大魔女とも呼ばれた人物であったのです。

 ところでアイはその幼女にナインと名前を付け、世界を救うために生まれたと豪語するそのナイン。街に出て何でも願いを叶えると言って回るナインですが、誰も相手にされない彼女を、世界を救うことを諦めた先輩としてひたすら冷めた感情で(表情は優しく)見守り続けます。
 が、しかし!何でも願いを叶えられるというのは嘘でもへったくれでもなく、死者を生者に変えてしまった事で急に神のような扱いに。それを見たアイも仰天。ナインこそ大魔女の生まれ変わりだったのです。

 そうと知ったアリスは世界を救うためにナインを殺しにかかります。正直、このシリーズの困難なところは個々によって世界の基準が違っていて、その個人が起こす事柄が世界を救うということに結び付けるのが難しいことにあります。何せ読者は一人なのですから、誰かの価値観を許容できたとしても他の誰かの価値観は許容できないかもしれない。今回のこのアリスの行動も私にとってはソレに当たります。
 今回の見せ場の一つとしては間違いなくこの二者の戦いになるでしょう。ここで前巻で少し明かされたブザービーターの真の姿か明かされます。狙ったものを外さない能力(狙ったものに当たる為の確立を操作する能力)。これは物理的なモノだけではなく概念的なモノにも適用されるというのです。例えば「命を狙う」。不死身の能力を持つナインですが、命そのものを狙われ、外すことのない能力に少しずつ削られていきます。更に理論上物は原子の塊で、原子と原子の間には隙間がある為物はモノを通過することが可能。というとてつもない確立をいとも簡単に成立させるのですから笑うしかありません。

 そして今回の話の最後がまた凄い!これだけはここで明かすことはできないので読んでほしいのですが、墓守のハーフである彼女の決断が楽しみでもあります。作者自身も今回の結末に賛否両論あることを知っての結末だとあとがきでも言っているので、それを納得させるだけの策があるのでしょう。お手並み拝見です。

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