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2013.10.20

私と彼女と家族ごっこ

 まずはどんな作品かというと、教え子に恋をしてしまった小学校教師の季貴。その告白を受け入れた環姫。そして二人は駆け落ちをする。身をよせた先は八十陰荘。そこは八十陰とは名ばかりのぼろアパートであり、そこに暮らす住人も変わり者ばかり。食の研究の第一人者であり食の為なら世界中を回り何でも食す季貴の恩師でもある教授。剣を持たせたら敵う者なしの無口だが激情的な女性剣士。神童とうたわれた頃もあったが今ではその面影はなく2D世界に没頭している季貴の後輩。朝帰りを繰り返す両刀使いの女性。一言でいえば天才、マッドサイエンティストの女性。と、個性豊かな面々。しかしそこに駆け落ちしてきた季貴と環姫が加わったことで不思議な現象が起こる。「家族ごっこ」。それぞれが過去の記憶を改ざんされ、八十陰荘の住人を家族と思い込んでしまう現象。この不可思議な現象を通してかけがえのない経験していく物語。

 表紙と帯の紹介で購入を決めた作品ですが、メディアワークス文庫の中では珍しく「不可思議な力」が及ぶ物語でした。この不可思議な力については何も解明ざれずに物語を締めくくるので、設定好きな方には消化不良となるのでしょうが、個人的には凄く好みな作品でした。とにかく環姫が可愛いのです。登場人物に感情移入ができるかは私にとってはとても重要で、脳内でCVが割り当てられ喋りだしたら完了ですwそういう点でこの環姫は強力で、読み始めこそ教師が小学生に告白って・・・。と思うながらも環姫の家族環境が明らかになり、駆け落ちした経緯に至る頃には「環姫可愛いよ環姫」となっていましたw特に「おはモニです。」は破壊力抜群ですwちなみにこの二人の関係で思い浮かんだのは玄鉄絢先生の「星川銀座四丁目」です。
 先程から環姫、環姫と言っていますが、実はそれほど多く環姫は出てきません。どちらかというと住人とのエピソードの方が多く、住人達をしっかりを描くことによって物語が引き立っているとも言えます。むしろ後半に行くにつれ環姫の出番が減っていき、ラスボスの様な雰囲気まで漂わせますw頭の良い純真な娘だけに普段先生に見せていた笑顔の裏で考えていた自分なりの結末に心打たれます。
 私は大団円の物語が好きです。読み終えて心がぽっと温かくなれる作品が好きです。この作品はそんな作品です。

脳内キャスト
環姫:茅野愛衣

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