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2013.11.15

ココロコネクト プレシャスタイム

 まず、今回この内容を形にしてくれたことに感謝です。最終巻のあとがきでしばらくは書かないというようなことを言っていた中で、半年後に新作ではなくココロコネクトの、しかも挿話集ではなく後日談としてしっかりと、これぞココロコネクトである!と言わんばかりの内容で締めくくってくれた事は原作ファンである私個人としてとても救われた気分です。

 本作は本編とは異なり「○○タイム」とつく短編形式の日常を描くシリーズです。今まで挿話という形が多かった為、今回は何処の挿話なのかなと思って読み始めるとなんと全て後日談でした。現象が全て終息しているのですすから日常なのは当たり前なのですが、その日常で締めくくられるココロコネクトの何と嬉しい事か。あの経験があったからこそのキャラクターの魅力であることは否定のしようもないのですが、あんな現象に見舞われ続けた5人(7人)だからこそ、その後の生活が見てみたかった。そしてココロコネクトはやっぱり面白い!そう思わせる一冊です。

「わたしだけのお兄ちゃん」
 太一の家に遊びに行くことになった文研部の面々。太一の妹である莉奈は兄の友人として相応しいか兄には内緒で二者面談を敢行します。お兄ちゃん大好きな莉奈ちゃんをお楽しみくださいw
「カップルバトルロイヤル」
 藤島さんの企画により全校を巻き込んでのイベントが開催されます。その名もカップルバトルロイヤル。文研部員それぞれの活躍は勿論の事、藤島さんの恋の行方にも大注目です!
「新入生よ、大志を抱け」
 太一達5人が三年へ進級し、部活の手動を千尋や、紫乃に代替わり。二年生二人の成長は前編のカップルバトルロイヤルでもしっかりと描かれていますが、今度は新入生の視点から見た文研部の面々が描かれます。
「未来へ」
 伊織が黄昏ます。卒業を目前にしてあの伊織が黄昏ます。カップルバトルロイヤルではスーパーキャラとして描かれた為に唯一ここまで踏み込んだ描かれかたをされていない伊織。最終章は彼女だけにスポットを当てた特別編です!

 恐らく、この巻を読むために今までのココロコネクトがあった。そう思えてしまう程の爽快感と、清涼感。本当の意味でココロコネクトシリーズの終わりを迎えられたような気がします。特に二編目のカップルバトルロイヤルでの文研部員のそれぞれの奮闘ぶりはこれまでの物語内での2年間を彷彿させる正に集大成とも言える内容でした。
 そしてこのプレシャスタイムを、ココロコネクト自体を飾る四編目の「未来へ」。全ての思いがここに集約されていると言っても過言ではありません。これまでの道程を知っていればいる程色々な思いが読み手の中でも回ります。終わりである。素晴らしかった。そう思えるのもこの章が描かれている事が大きいと思います。
 以前から彼ら彼女らに現象の無い日常の話を読みたいと言い続け、それが初めて叶った「クリップタイム」では本当に楽しく読ませてもらいました。が、本当の意味で現象が終息し、その後の彼らの彼女らの成長が観れる機会というのをまさかこのような形で叶えてくれるとは夢にも思っておらず、本当に嬉しいサプライズでした。そして心から楽しく読ませて頂きました。ココロコネクトは最高です!今まで本当にお疲れ様でした。次回作も期待しています。

ココロコネクト アスランダム下
ココロコネクト アスランダム上
ココロコネクト ステップタイプ
ココロコネクト ユメランダム
ココロコネクト ニセランダム
ココロコネクト クリップタイム
ココロコネクト ミチランダム
ココロコネクト カコランダム
ココロコネクト キズランダム
ココロコネクト ヒトランダム

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