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2014.04.10

僕が七不思議になったわけ

 完全に表紙買いです。「よしづきくみち」さんでは仕方がないのです。
 内容は「心配性」を人型にしたらこんな風になるといったような主人公が、学校に携帯電話を忘れた為夜中に取りに来ます。わざわざ夜中に学校に忍び込んでまで取りに来たのは心配性が故なのですが、無事に携帯を見つけ帰ろうとしたとき、不思議な少女に出会います。その少女こそ学校の七不思議を束ねる桜の精霊であるテンコだったのです。七不思議の引き継ぎは卒業式の深夜0時に行われるらしく、その日こそ正しく卒業式があった日だったのです。欠員が出ていたその穴を埋めるべく1年契約で彼が選出さる事となった訳です。

 七不思議となった彼に与えられた特権は七不思議の能力を使える事。その能力を使って、ストーカー被害にあっていた一人のクラスメイトを助ける事になります。
 夏が過ぎ、秋が訪れ、起承転結で言えば正に「転」に当たる章で衝撃の展開を迎えます。これまでただの学校の怪談を題材にしたラブコメ程度のものとして読み進めてきただけに衝撃的でした。これまで春夏秋冬と進んできた季節が実は四年前の春、今年の夏、四年前の秋、今年の冬という構成になっていたのです。しかしこの四年という歳月を行き来したにもかかわらず春に助けたクラスメイトとは夏にも共に過ごしていたように見えます。理由こそがこの物語のキーポイントで、この二人は同一人物ではなく姉妹であり、四年前の彼女は(四年前に)亡くなった姉、今年の夏に登場するその娘こそその妹だったのです。確かに夏の事件で係わった彼女は春で描かれた彼女とは印象がほんの少し異なりました。それは、「あ、こんな一面もあるんだ」と思える程度だった為スルーした事柄だったのですが、まさかこんな書き分けが成されていたとは驚きです。
 妹は常に四年先を行く姉に憧れ、その背中を追いかけ続けていました。その姉が亡くなったことで追う事しかなかった、姉の切り開いた道をトレースしてきた人生がある日を境にその差が縮まっていき、追いつき、追い越すことになる。この作品のテーマの一つではないかと感じました。
 また、四年前に起こった姉の死。この事柄こそがこの作品タイトルの理由であり、四年間の秘密でもあります。真相は自らの目で確かめて頂きたいと思います。

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